1．授業で使う教材の重さ

学力向上に力を入れ始めたここ数年で、教材の重量が大幅に増えました。さらに体操服・水筒・シューズ類などを含めると、登下校時の荷物重量が6キロを超えてしまうことも少なくありません。

毎日続く肩への負担が、肩こりの大きな原因になっています。

2．身体の歪みと姿勢の悪さ

身体の歪みと姿勢の悪さは、肩こりだけでなく腰痛や背中の痛みなどを引き起こします。子供の姿勢が悪くなる原因については後にご説明しますが、生活環境を見直すことが必要です。

3．身体の冷えと血行不良

食生活の乱れや入浴をしない習慣、エアコンの効き過ぎなどで身体はいつの間にか冷えています。昔よりも家の中にいる時間が増えた子供達は、身体を動かして温める機会も減りました。

その結果引き起こされる身体の冷えは、肩こりの原因になります。

1．身体に負担のない通学鞄を選ぶ

登下校時の荷物重量が負担になっていそうな場合は、ランドセルや通学鞄を見直すと悪化を防げます。

• 負担軽減機能があるものを選ぶ
• 片方の肩にばかり荷物をかけない
• できるだけ軽い鞄にする

これらは特に効果的です。

2．ストレッチやマッサージの習慣

肩こりは、肩周辺が固まると発生しやすくなります。肩回しや肩甲骨剥がしなどのストレッチを習慣化し、肩の柔軟性を維持するようにしましょう。

重い荷物を持った後や長時間勉強をした後は、マッサージも一緒にしておくと身体がほぐれやすいです。

3．定期的に整体に通う

身体の歪みは、姿勢のクセや生活習慣によって発生します。定期的に整体に通い、ヨガや姿勢矯正を受ければ悪影響が出る前に改善できるでしょう。

親子整体や子供向け整体スクールがある専門院もありますので、ぜひ活用してみてください。

1．スマホ使用やゲームの時間が増えた

小学生でもスマホを持ち、多くの子供がゲームやSNSを楽しむようになりました。短時間なら問題ありませんが、長時間夢中になり過ぎると悪い姿勢がクセになります。

特に猫背になる子供が多く、肩こりだけでなく視力の低下や腰痛など多くの悪影響に繋がってしまうでしょう。

2．正しい姿勢への意識が薄い

昔は姿勢が悪いと教師や家族がそれを指摘し、正しい姿勢に導きました。しかし、現代ではそのような教育がほとんどされません。

そのため、子供は正しい姿勢を知らず、自分でも気づかないまま「楽な姿勢」をとるようになり、それが姿勢の悪化を招いてしまいます。一度姿勢が悪くなると、整体スクールや姿勢矯正に通わないと改善は難しいでしょう。

3．身体を動かすことが減った

現代の子供は家の中で遊ぶことや、塾や習い事が増えて運動不足になりがちです。運動が足りないと必要な筋肉が発達しません。

筋力が足りない子供は背筋を伸ばすのが負担になり、楽な姿勢を取ろうとしてどんどん姿勢を崩してしまいます。